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子猫、成猫、老猫に合わせたキャットフードを選びたい

猫を飼うのが初めてという方は、古い世代の方なら猫には魚、今どきの世代の方なら宣伝で見かけるキャットフードを与えればいいと簡単に考えがちです。
ですが、猫も年齢や成長の段階によって適した食べ物や栄養が異なるので、キャットフードと名が付くものや、好んで食べてくれるものなら何でもいいわけではありません。

成長段階ごとの重視ポイント


猫を飼うのが初めての方であっても、まだ生まれて間もないような小さな子猫であれば、まだキャットフードは難しいかなと考えることができるでしょう。では、大人の猫はいかがでしょうか。
大人になったら自分でコントロールしていけるから、毎日、スーパーやホームセンターで特売だったキャットフードを出しておけばいいなんて考えていませんか。実は猫の世界でも人間と同じような問題が起こります。

青年期から中年期に移行してくれば、糖尿病や尿管結石、腎臓病などの生活習慣病にもかかりやすくなるので、食生活にも注意が必要です。
また、老年期に入れば人間が老化するのと同じに足腰が弱くなり、咀嚼力も低下して食欲や消化吸収能力も弱まってきます。
歯が弱っても食べやすく、消化吸収がしやすい栄養価が高いものを選んであげる必要があるのです。
ペットとしての猫は飼い主に与えられる食事がすべてです。
栄養が不足している、カロリーが多すぎる、硬くて食べられないなどの偏りがないように注意してあげましょう。

子猫のケース


子猫でもまだ親離れして間もないケースや、生まれたばかりといった場合にはミルクでの栄養補給が不可欠です。とはいっても、簡単に手に入る牛乳ではなく、猫用に調整されているミルクを用意しましょう。

人間の赤ちゃんにもいきなり牛乳を与えることはなく、栄養価が調整された粉ミルクを用います、牛乳は仔牛を育てるための母乳であり、子猫が必要としている栄養素やカロリーとは異なっています。まずは猫用ミルクを定期的に不足なく与えることからスタートしましょう。

子猫が元気に育っているかを確認するためにも、毎日や週に1度のペースで量りに乗せて体重を記録したいものです。
その結果を持参して動物病院でもチェックをしてもらい、成長の状態に合わせて柔らかい子猫向けのキャットフードを少しずつ与えていきます。

人間でいえば離乳食やベビーフードのようなもので、成猫や老猫用とは味つけや必要な栄養素、カロリーなどが異なっています。
離乳食のスタートと卒乳を経て、少しずつ固形物へとシフトし、やがて、歯の力を高めるためにも、カリカリタイプのキャットフードも採り入れていきましょう。

成猫のケース


成猫は食欲も高く、人間が食べているものを欲しがったり、うっかり目を離した隙に食べてしまったりとやんちゃ盛りです。
一方、好き嫌いが激しい猫の性格も出やすい時期で、猫によっては買ってきたキャットフードを食べてくれない、いろいろ試してもなかなか気に入ってくれないとか、昨日は美味しそうに食べていたのに急に食べてくれなくなったなど揺らぎも出やすいです。

栄養バランスに優れ、食いつきのいいキャットフードを探して、与える時間を決めて生活リズムを整えながら、分量もしっかり量ってあげるようにしましょう。

キャットフードには何歳なら体重に対してこのくらい与えるといった目安が案内されているので、それをガイドにします。
食事のリズムを整えながら、過不足のない栄養とカロリーをコントロールしてあげることで、思わぬ生活習慣病のリスクを軽減することができます。

老猫のケース


人間ほど見た目には出てきませんが、行動に少しずつ老化が現れます。行動が鈍くなった、寝てばかりいる、食欲が落ちた、硬いキャットフードを食べにくそうにしている、食べるのをあきらめてしまうなど老化の症状が現れてきます。

老化が進めば、寝たきり介護の状態になることもありますが、そうならないためにも必要な栄養をしっかり与えて、エネルギー不足が起こらないようにしてあげることが大切です。
歳をとったから食べないのは仕方ないでは、カロリーも栄養も不足し、身体がどんどん老化し、病気のリスクも高まってしまいます。

食欲が落ちた分、美味しく少量でも栄養が摂れるような老猫向けのキャットフードへと変えるようにしましょう。
また、歯が弱ってくるので咀嚼力に合わせて食べやすいタイプを選ぶことが大切です。
硬いキャットフードを無理やり与えるのではなく、咀嚼力のレベル分けがなされた食べやすいフードを与えるようにしましょう。

猫の食事はキャットフードなら何でもいいわけではありません。子猫、成猫、老猫と成長の段階に合わせて適切なタイプを選んでいくことが大切です。
子猫の段階では成長するための栄養がしっかり摂れること、成猫は生活習慣病リスクを抑えること、老猫なら老化に対応した食べやすいフードを老化予防になるように栄養価を考えて与えることが必要です。

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